○目次
1.はじめに
2.キャリアとは
3.現代におけるキャリア
4.おわりに
1.はじめに
近年『キャリア』という言葉の多様性を感じることはないだろうか。一般的にキャリアとは仕事や経歴、出世のことをイメージするだろう。しかし、現代におけるキャリアはそれだけに留まらない。ここでその可能性について書く。
2.キャリアとは
『キャリア』という言葉の意味は、主に3種類ある。まず一つ目は、経歴、経験。二つ目に、職業、特に専門的な知識や技術を要する職業、またそれに就いている人のこと。三つ目が、日本の中央官庁で国家公務員試験Ⅰ種合格者の俗称のことだ。キャリアを積むということは、経験を積むという事だけではなく、そこに取り組む過程で、身につけていくものことも意味する。更には、人間性を磨いていくこと、そしてプライベートも含めた自分自身の生き方を磨いていく事だと言える。
3.現代におけるキャリア
現代におけるキャリアについて、転職に焦点を当てる。かつては、『転職の目処は35歳まで』と言われたこともあったが、近年では転職市場が拡大したことにより、転職に柔軟なイメージが付いてきた。具体的に例を挙げると、終身雇用制度の変化だ。戦後に確立された終身雇用制度は1990年代の経済不況から段々と変わりつつある。モチベーションの低下などが危惧される終身雇用制度が無ければ、比例して転職市場が広がるのは明白だ。
転職をすることの理由としては『今後やりたいことと転職理由に整合性があること』や『活かせる能力をもっと発揮したい』などが散見される。つまり、自身の成長に繋がることが多い。それは達成感や責任感を生み出し得るから、総合的に考えてメリットになると言える。 転職を視野に入れる人は、どのタイミングで何を目的にするのか、よく考えてから実行するべきだ。また、現代は転職しやすい状況と言えるので堅い考えは取り払った方が良いだろう。
4.おわりに
キャリアは転職における現状を加味しても年々その可能性を広げていると言えるだろう。学生の視点からもキャリアに関心を持つことで、各々の能力を活かせるものを見出しやすくなるだろう。
投稿者：加瀬 明日美/同志社大学
