ブラザーナイト京都中央支部発起式典に参加してきました。

あなたはBrother Knight(ブラザーナイト)と言われ聞き覚えがあるだろうか。もしあるならば、それは日本社会についてよく理解しているということになるかもしれない。ブラザーナイトは知らなくとも、ライオンズクラブやロータリークラブなどの団体には聞き覚えがあるだろう。これらにも聞き覚えがない人は親に尋ねてみるといいだろう。それで親が社会についてどこまで知っているかがわかるかもしれない。

目次

1. ブラザーナイトとは
2. 他の社会奉仕団体との違い
3. 京都中央支部立ち上げとブラザーナイトの今後
4. 学生に向けて

1. ブラザーナイトとは

さて、仰々しい冒頭で、読者の方々は少し気後れしたかもしれない。しかしながら、日本、世界を動かしうる組織についてはよく知っておくべきであろう。今回は、そんな団体のひとつブラザーナイトについてご紹介しよう。

誤解を恐れず端的に、ブラザーナイトを表現するならば、「社会奉仕団体」である。

前述したライオンズクラブやロータリークラブもその一種だ。一般的には、各企業や機関の重鎮たちが顔を並べる。年会費が非常に高額で、いわば「一流のコミュニティ」といったイメージである。

活動内容は、多岐にわたるが、例会を設け、勉強会を催したり、基金を募って奉仕活動を行なっている。日本を動かす人たちの集まりなので、格式高い雰囲気を醸し出しているのも特徴の一つだ。そのため、全く関わりない人からすると少し怪しい団体に見えるかもしれないが、それが一種のブランディングとも言えるだろう。

2. 他の社会奉仕団体との違い

次に、ブラザーナイトの特徴について述べておく。すなわち、他の団体との違いだ。

  1. 日本発の社会奉仕団体
  2. お金ばかりでなく、行動で社会奉仕を行う団体
  3. 2015年にできた新しい団体
  4. 政府の役人も所属する団体

この4つが他の団体との大きな違いである。他の社会奉仕団体が欧米発に対して、ブラザーナイトは日本発である。欧米が日本に伝えた文化を、日本流に反芻し、日本そしてアジアにとって必要な要素を取り入れたのが一番の特徴だ。

そして、その反芻の中で生まれたのが、「お金ばかりでなく行動で示す社会奉仕」である。欧米は、寄付が盛んに行われる。それ自体はすばらしいことであり、模倣すべきことであるが、そればかりでは改善しないものもある。一方で、資本の力に頼らずとも、ささいな行動が社会をよくすることもある。ブラザーナイトの「活動」という理念を表現する文章の中には、ゴミを拾ったり、道案内をすることが小さいな幸せを生みだすと記されている。この行動で示す社会奉仕こそが日本で必要であり、アジアで求められているものと考え、特徴の一つにしている。

また、2015年にできた新しい団体というのもすごいところだ。初期提唱者の方々の顔ぶれをみてみると、一目瞭然だが、どのようにしてこれだけの方々が集まったのかと不思議になる。経済界、政界、文化界、これら全てから日本を代表する方々が参加されている。ここで留意したいところは、政府の役人の方々も参加されているというところだ。これだけ、多種多様な方々のお顔を拝見できるのもブラザーナイトの特徴と言える。

3. ブラザーナイトの今後

つい先日まで、東京と大阪には複数のブラザーナイト支部が存在していた。そして、本日京都中央支部が立ち上がった。東京は、帝国ホテル、大阪はリーガロイヤルホテルと帝国ホテルに、支部が設けられている。京都は、西本願寺聞法会館である。これがいかにも京都らしい。794年に平安京に遷都してから、じつに1200年以上の歴史が蓄積している京都。文化色豊かな古都であり、その人気は世界に誇れるものだが、その一方で、そこに根付く「しきたり」には他を寄せ付けないものがある。そこで、ブラザーナイト京都中央支部は、そんな文化を深く理解し、京都とともに発展していくことを目指している。本日の式典が西本願寺で行われたのもその象徴である。

筆者は、ブラザーナイト京都中央支部の学生部所属になるので、今後、さまざまな魅力をお持ちの社会人たちとともに京都全体を盛り上げていきたい。そして、前述した通り、ブラザーナイトは日本発の団体なので、その良さを発揮し、日本に合わせた、はたまた、アジアに寄り添った社会奉仕団体として邁進してまいりたいと思う。

4. 学生に向けて

最後になるが、筆者自身学生なので、学生たちに向けて書かせていただく。多くの一流の社会人コミュニティが閉鎖的な中、ブラザーナイトは学生部を設け、学生にその一流の雰囲気を味わう機会を提供してくれる。この機会を逃すのは、非常に惜しいことなので、ぜひとも一度勉強会に参加してみてほしい。学生は、格式ばったものや、お偉い方々と会うことに抵抗を感じるかもしれない。しかしながら、一度の経験がきっかけに見える世界が変わることは多々ある。ブラザーナイト学生部はそんなところである。筆者自身が大変お世話になっているブラザーナイトの初期提唱者の方は、このようにおっしゃる、

「目線をあげるために来なさい。」

人の成長は環境がすべてということは誰もが一度は耳にしたことがあるであろう。それはいくつになっても同じである。一流に揉まれ、一流を目指す。我々は、志ある方をいつでもお待ちしております。

京都大学:梅木優作投稿者:京都大学:梅木優作

ブラザーナイトインターナショナル

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