知っているようで知らない、FinTech(フィンテック)とは?
みなさんは「フィンテック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
公式なデータを見てみると、平成29年7月に消費者庁が出している
平成 28 年度消費生活に関する意識調査結果報告書―フィンテック等に関する調査―
では、フィンテックの内容を知っていると回答した人がわずか10.6%にとどまっています。
約10人に1人しか知らないということで、かなり認知度が低いことが伺えますね。
しかし、これからの社会を大きく変える可能性が高いものですので、早速見ていきましょう!
まず、名前そのものが金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせて、FinTechであるというだけでも、大まかな意味はつかめるかと思います!
フィンテックが盛り上がってきた背景としては、2008年に起こったリーマンショックにより金融業界に不信感が生まれ、なんとかして従来の銀行に頼らない送金や経済行動を可能にしようと、シリコンバレーを中心に、金融テクノロジーを利用したスタートアップ企業がたくさん生まれたことがあります。
ですので、そうした企業のことをフィンテックと呼ぶこともあります。
しかし、最近では金融テクノロジーそのもののことをフィンテックと呼ぶことが多く、一般にフィンテックという言葉の意味は、広く捉えた方が良いと言えます。
具体的なテクノロジーと企業・サービスの例としては、
- 決済サービスのペイパルやスクエア
- 資産管理のベターメントやミント
- 保険のゲバラやディスカバリー
- 融資・与信のレンディングクラブやカベッジ
- そしてブロックチェーンのリップル
などがあります。
ブロックチェーンといえば、最近話題のビットコイン などの仮想通貨(暗号通貨)がありますよね!
私がフィンテックについての勉強をするのに読んだ本
FinTech革命 増補改訂版(日経BPムック) 日経コンピュータ (編集)
の4,5ページの写真がとてもわかりやすかったので、載せておきます!
最後にもう一つ、4分弱でフィンテックのイメージがつかめる動画を載せて締めとさせていただきます。
ぜひ一度目を通してみてください!
投稿者:京都大学:梅木優作